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恐竜の国での冒険
ユニコーンと一緒に恐竜の国へ。冒険を通じてさまざまな恐竜について学びます。 |
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| としくん きょうりゅうのくにをいく あなたにおくるおはなしのほん ジョーゼフ・フィッタント作 あき よしこ訳 ヴァレリー・ウェブ画 |
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高木 俊也 さま これは あなたのために とくべつに つくられた おはなしのほんです。 いつも元気なとしくん 野球選手になるゆめがかないますように 2009年4月22日 たかねえより |
| としくんは 10さい。 ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりと めをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。 「まさか!ユニコーンのはずがない!」 としくんは いま みたものがしんじられなかったのです。 もういちど おそるおそる めをあけてみました。 そのどうぶつは やっぱりいました。 「おはよう、としくん。きょうは きみのねがいごとを きくためにここに やってきたんだよ」 ユニコーンは ささやきました。 「・・・・・えーっと・・・・・そうだ! きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど・・・・・」 としくんは こたえました。 |
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「そんなことなら、まかせといて! これから、きょうりゅうのくにへ つれていってあげるよ。よういは いい? さぁ、しっかりつかまって!」 としくんをのせた ユニコーンは、 おおぞらに とびたちました。 |
| としくんとユニコーンが ついたのは、うつくしいみずうみの ほとりです。 とてもおおきなアパトサウルスが、 「やあ」と こえをかけてきました。 「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。 すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」 としくんが なまえをきくと 「ないんだ」 きょうりゅうは かなしそうに こたえました。 「じゃ、なまえをつけてあげる。 ミスター・ビッグってどう?」 |
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「ねえ、みて! あのやま、ひをふいている!」 としくんは、 みずうみのむこうを ゆびさしました。 「ああ、あれは かざんだよ。 まわりをみてごらん。 きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや ジャングルが、あちこちにあるんだよ」 「ほんと、すごくあついね」 としくんが いいました。 |
| そこへ、ステゴザウルスが あらわれました。 「みて!せなかのギザギザ!」 としくんは さけびました。 「あれは ほねのいたで できてるんだ。 ステゴザウルスは あのギザギザで じぶんのみを まもったり、 あそこから たいようのねつをとりいれて からだを あたたかくするのさ」 ユニコーンがおしえてくれました。 |
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としくんと ユニコーンは、 うすぐらいジャングルへ はいっていきました。 かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうが たくさんいました。 あるきまわっていると、とおくから ビシャビシャと おおきなおとが きこえてきました。 「あんなに おおきなおとを たてているのは だれだろう?」 としくんは つきとめたくなりました。 |
| そんなに とおくないところで、 ティエラノサウルスに であいました。 この きゅうりゅうは はが おおきくて、 がんじょうなうしろあしで たっていました。 ふといしっぽが からだのささえに なっています。 「あんなに おおきなおとを たてていたのは、きみだったの! ちょっとうるさかったから、ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、としくんは いいました。 「いま こんなことをしているなんて、ふうまくんや、せいしろうくんや、えいたくんにしんじてもらえるかなぁ・・・・・」 としくんは おもいました。 |
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きがつくと ユニコーンが ないてました。 「どうしたの?」 としくんが ききました。 「きょうりゅうたちには なまえをつけてあげたのに、 ぼくには つけてくれないんだもん」 ユニコーンは しょんぼりしています。 「ごめん、ごめん。 そうだ エーリエルなんて どう?」 としくんが いうと 「いいね!」 ユニコーンが にっこりわらいました。 |
| とつぜん、ねことおなじくらいの おおきさの クンプソグネイサスが としくんたちの よこを かけぬけながら さけびました。 「ぼくに ついてきて!いいもの みせてあげる」 「はやくはしれるから、 ライトニングって よんでもいいかい?」 と、としくんは いいながら エーリエルと いっしょに すごいスピードで ライトニングのあとを おっていきました。 |
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やすみなく どんどん はしっていくと、 ごつごつしたいわが そそりたっていました。 ライトニングが がけのうえのすを みせてくれました。 なかには テルーダクティルスのこどもが 3びき いました。 「だれの こども なのかなぁ?」 としくんは おもいました。 |
| 「わたしだよ」というこえが、そらから きこえて テルーダクティルスが すがたを あらわしました。 としくんは そらをとべるトカゲが いるなんて おもっても みませんでした。 「デッキーという なまえにきめた!」と、 としくんは おもいました。 デッキーが すに おりてきました。 エーリエルが デッキーと なにか はなしを しています。 |
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エーリエルが としくんに 「そろそろ いえに かえるじかんだよ」と、いいました。 としくん、エーリエル そして デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを みおろしながら、うつくしいみずうみまで、 まいもどってきました。 「なにが あるんだろう?」 きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを かざりつけています。 「なにが はじめるの?」 としくんが きいても、 エーリエルは こたえてくれません。 |
| ちじょうに おりたつと、 ペントセレープスが あいさつに やってきました。 としくんが すばやく かぞえると、 ペントセレープスのあたまには つのが 5ほん。 「なまえは ペンティーだ!」 としくんは きめました。 「わたしと いっしょに きてください。 あなたを びっくりさせることが あるんです」 ペンティーは いいました。 |
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きょうりゅうたちが おおきなケーキをとりかこんで います。 「だれのケーキなの?」 「としくん、きみのだよ!」 きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。 エーリエルときょうりゅうたちは、としくんが いえに かえるじかんに なったことを しっていたのです。 だから みんなは としくんに じぶんたちの くにで すごした きょうのことを おぼえていてほしくて パーティを することにしたのでした。 |
| パーティが おわると ティエラノサウルスのノイジーが いいました。 「としくん ざんねんだけど もう小川町に かえるじかんだよ」 としくんは、まだかえりたくありません。 でも ふうまくんや、せいしろうくんや、えいたくんが しんぱいするし、 みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを はなしたくて たまりませんでした。 |
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としくんを いえまで おくってくれたエーリエルが、いいました。 「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」 としくんの へやに もらったケーキが ひとつと、 ともだちになったきょうりゅうたちの サインのはいった カードが ありました。 「このケーキを ふうまくんや、せいしろうくんや、えいたくんと いっしょに たべて、この ぼうけんの はなしを するね。 さよなら エーリエル。 ぼくの ねがいを きいてくれて ほんとうに ありがとう」 |
としくんが |