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神さまの贈りもの表紙

クリスマスの願いごと

大人向・日本語版

ますやまあつし作  ヴァレリー・ウェブ画
価格 3,675円(税込)
サイズ:縦211mm×横175mm 35ページ

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主人公に届いたサンタクロースからの手紙。子供心がよみがえってくるようなハッピーなお話です。

全ストーリー


神さまの贈りもの表紙・裏表紙

本文中の赤色字部分がお客様のオリジナルデータで印刷されます。
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  ちさき

クリスマスのねがいごと

あなたにおくる おはなしのほん

 

ますやま あつし作
CABジャパン編集
ヴァレリー・ウェブ画

絵本の中身 絵本の中身
絵本の中身 小林 千沙記さま
メリークリスマス!
これは あなたのために
特別に作られた本です。

もうすぐママになる君へ
心に残るクリスマスを贈ります


20091224

小林 慎也より
「今年のクリスマスプレゼントはどうしよう?」
26歳のちさはため息をつきました。
世の中はクリスマスムード一色。
街はうきたつような空気こ包まれています。
でもちさの目下の悩みは、
栞さんと、七海さんと、佐和子さんへの
クリスマスプレゼントが
きまらないことなのです。
部屋に飾られたクリスマスツリーを
眺めながら、
ちさ26回目のため息をつきました。
絵本の中身
絵本の中身 幼い頃、クリスマスの朝には、
プレゼントがいつも枕元に置かれていました。
でもは、もう自分でプレぜントを
探しにいかなければならないのです。
『電話一本、30分でお届け』してくれる、
ピザ屋みたいなサンタクロースは
いないかなあ。
プレゼントのことを考えすぎて、
ちさの頭はオーバーヒート気味!
そのときでした。
郵便受けがコトリ、と小さな音をたてたのは。
郵便受けをのぞくと、見慣れない模様を
あしらった、一通の手紙が入っていました。
そこには消印も、大宮町
ちさの住所もありません。
ただ、『小林 千沙記様』という文字がある
だけです。
封を切ったはちさは驚きました。
そこには、こんな文章があったのです。

小林 千沙記
わしはサンタクロース。
クリスマスももうすぐじゃが、いかがお過ごしかな。

サンタクロース??
ちさの頭はいっきに真っ白になりました。
絵本の中身
絵本の中身 サンタクロースの国は今、
クリスマスプレゼントの準備で大忙しじゃ。
なにしろ、世界中へプレゼントを
運ぶんじゃからな。
ちさはどんなプレゼントをお望みかな。
サンタクロースの国、特製クッキーは
どうじゃ。
もみの樹の形をしていて、
それはそれはおいしいクッキーじゃよ。
ちさはやっぱりそうかと思いました。
これは最近、近所にできたケーキ屋の、
ダイレクトメールに違いありません。
でも手紙の文章はまだまだ続きます。

プレゼントの用意ができると、
こんどはトナカイたちの準備を
しなきゃならん。
金の鈴が付いたひもを、一頭一頭
つけていくんじゃ。
これがあの有名な
「ジングルベル」という曲になるんじゃよ。
絵本の中身
絵本の中身 ちさは、信じられない、と思いました。
サンタクロースなんて架空の人物で
そんな話はとっくに卒業したはずなのに・・・
でも手紙には・・・

サンタクロースなんているもんか、
と、思っておるのじゃろう。
サンタクロースを見たかったら、
クリスマスイブにサンタクロースの国に
くるとよい。
世界中の国々に飛び立つサンタクロースの
そりを、一般公開しておる。
ちさは、またわからなくなりました。
どうやらこれはケーキ屋どころでは
なさそうです。
もしかするとフライドチキンの店かも
しれない!?
ちさの脳裏に、小太りで、
めがねをかけ、いつもニコニコして街角に
立っている、
とあるおじいさんの姿がうかびました。

わしはみんなの視線を浴びながら
そりに乗り込む。
まるでスターになったきぶんじゃ。
あたりは大騒ぎさ。
みんなの寝顔を見るのもいいが、
幸せそうな笑顔を見るのは、
もっと良いもんじゃよ。
絵本の中身
絵本の中身 ちさはちょっとばかり想像してみました。
もし自分がサンタクロースの国に行けたら!
なんてわくわくする光景なのでしょう。
そうかこれは旅行会社のパンフレット
なんだ!?
「冬休みはスキーをかねて
サンタクロースの国へ!!」
こんなキャッチコピーがうかびました。

みんなわしに手をふってくれておる。
いよいよ出発じゃ。忘れ物はないかな?
それからわしは、トナカイたちに、
「さあ、行こう!」と声をかける。
するとそりはあっというまに空の上。
空気は冷たいが、とてもよい気持ちじゃ。
いちど乗せてやりたいくらいじゃよ。

この手紙は航空会社のパンフレット
かもしれない!?
ちさは考えました。
北欧の空を遊覧飛行する会社なのです。
でも、ちさは高いところはちょっと苦手です。
絵本の中身
絵本の中身 めざす家に到着すると、さあ仕事じゃ。
エントツから、といいたいところじゃが、
近頃はエントツのない家が多いから
大変じゃ。
なんとか家に入りプレゼントを置いたら、
すぐ次の子の家にいかなきゃならん。
プレゼントのリストは、
子供たちの名前でいっぱいじゃ。

こんどは警備会社のパンフレットかな?
ちさは思いました。
『サンタクロースも入れない防犯装置』じゃ、
サンタクロースがかわいそうです。
目のまわるような夜を過して、
クリスマスの朝に帰ってくるころは、
もうへとへとじゃが気分はそう快じゃ。
この一夜のために、1年を過しておるからな。
わしは妻に子供たちの様子を話してやる。
あの子は今年もいい子にしておったよ、
というと、妻はとても嬉そうじゃ。
そうそう、わしはちさの、子供のときの
寝顔を見たこともあるんじゃよ。

結婚案内のパンフレットだったのか、
ちさは思いました。
でもサンタクロースにもおくさんが
いるなんて!
絵本の中身
絵本の中身 クリスマスの前には、
たくさんのおもちゃを作る仕事が
わしを待っておる。
家では、一日中にぎやかな音がしているが、
それはおもちゃを作る音なんじゃ。

こんどは隣町にできた
大きなおもちゃやさんかな?
ちさは考えました。
そして子供のころ、目が覚めると、
きまって枕元に置かれていた
プレゼントのことを思いうかべました。
昨夜までなかったおもちゃが、
朝そこにあるのは、
とても不思議で、魔法のようでした。
ちさ
おまえさんはもうおもちゃで遊ぶ
子供ではないが、
今回のクリスマスには、
特別にプレゼントをあげることにしょう。
はてさて、何だと思うかね?
この手紙を最後まで読んで
くれればわかるが、
それはまだ秘密じゃ。
絵本の中身
絵本の中身 そそろそろたくさんのプレゼントが、
きれいに包まれて、いろんな国に
旅立つところじゃ。
サンタクロースのプレゼントというもんは
ただおもちゃを包んでいるだけではないぞ。
その中には、夢だの、希望だの、
感謝だの、愛情だのといった
気持ちがいっぱいつまっとる。
子供たちは、プレゼントをあけたとき、
その気持ちも一緒に受取ることになるんじゃ。
もちろん、ちさ
栞さんと、七海さんと、佐和子さんへの
プレゼントにも入っておるとも。
さあ、いよいよ出発じゃ。
わしはおなじみの赤い服を着る。
北極の空の凍るような寒さも
気にならんような、
完全防寒仕様じゃ。
プレゼントをつめた大きな袋をソリに乗せ、
たくさんの子供たちに会えるのも
もうすぐじゃ。
外はもう、しんしんと雪がふっておる。
ちさ、おまえさんへのプレゼントは、
小林 慎也にあずけておいた。
ま、楽しみにしておれ。
絵本の中身
絵本の中身

わしは空をひとっ飛び。
ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、
そして大宮町にもプレゼントを届にいくぞ。
プレゼントを待っとる子供たちは
世界中におるからな。
そうじゃ、忘れておった。
わしがこんな手紙を書いたのは、
理由がある。
プレゼントが無事おまえさんへ届くには、
ひとつ条件があるからなんじゃ。
それはクリスマスの朝に、
ひと言こういえばよい。
つけくわえるなら、できるだけ明るく、
楽しくやってくれ。

ちさは、いそいで最後の紙をめくりました。
そこには・・・

「メリークリスマス!」

ちさは、
栞さん七海さん佐和子さんへの
プレゼントを選びにコートをはおると、
楽しそうに出かけて行きました。
ポケットには、サンタクロースからの手紙が
入っています・・・
 

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